A学童クラブ    施設長

子どもたちにとって、「おのっち(代表)の表現」は、癒し効果があるビタミンサプリのようです。それは、とても大切で、子どもたちが「快」を感じていると、彼らに接する大人たち(スタッフや保護者)にも「幸せ」のシナジー効果があるように思いました。今度おのっち(代表)はいつ来るの?と、子どもたちは楽しみにしています。来月のカレンダーを見て表現活動が2回あることが分かると、やったー!と喜んでいました。

 

B学童クラブ 施設長

今日は、本当に楽しかったです。1年生から4年生まで、それぞれの子どもたちが楽しんでいましたね。なかなかやりたがらなかったA君は、一番楽しんでいたかもしれませんし、最初はやらないと言いながら、次々と入ってくる様子も面白かったですね。子どもたちは、すっかり海の中の生き物になりきっていたように思います。今日のおはなしは、盛り上がりもあり、わかりやすく、想像しやすいものでしたね。

 

保育士(ピアノ演奏者・リトミック研究者)C氏(女性)

とっても子供たちがかわいくて、一生懸命で楽しかったです。音楽のセンスとかタイミングとか素晴らしかったです。最初に大野くんが動き始めると、何が始まったんだろうって子どもたちが興味を持ち始めて、数人ずつ同じことをし始めて、同じ動きに至らなくても、その役になりきっている子がいて、共通のテーマの中に引き込まれている姿が素敵でした。

(保育者としての視点から)

保育で言うところの「主体的」な子どもの姿なのかなと思いました。導入の部分は難しくて、ついつい言葉で説明しがちなのですが、言葉がなくてもこれだけ引き込めるのは凄いと思います。お話しの中で、わざと「イヤだ」と言ってみたり、保育者側の意図と違う発言もあったように見えましたが、上手く取り入れるところは取り入れて、バランス良く子どもたちの声も拾いながら、お話しを進めていらしたのもすごいなと思いました。最後に自分たちの表現についての振り返りもあり、良かったと思います。ちなみに、テーマは大野さんが決めているのでしょうか?保育の現場で活かすとしたら、こういう活動をたくさんやった後に、クラスでお話作りに発展させることもできるかなと、私にとっても良い勉強・参考になりました。ありがとうございました。

俳優・演出家・演劇学校講師 橋爪貴明氏

今日はありがとうございました。昨今はスマホゲームやポータブルゲームでしか遊びを経験しない子どもが増え、遊びが中々集団には発展せず個々になってしまい、想像力そのものを使う遊びが減っていく中で、素話は大変可能性に満ちていて、素晴らしい取り組みだと思います。今回子どもたちは、大野さん(代表)の物語の中に自分から入っていき、その世界で自由に遊ぶという経験を楽しんでいました。それも一人ではなく、みんなで入り込んでいける世界は、現代では中々経験できないことです。教育的な視点でも、皆でルールを創っていき、皆で物語の展開を創造していくことは今後の発想力、能動的な姿勢、協調性も自由さの中で自分達が作っていく、そんな体験をこの遊びの中でできたことは、情操教育としても、とても有意義な場所になったと思います。

篠笛演奏者(元学童保育所スタッフ) 芝有雄氏

教養のない”自由”の中で、伸び伸びと身体を動かし、物語の世界の一員になっている子ども達に驚きました。学童保育の現場では「〇〇をしてはいけない」という注意喚起が目立つように思われます。逆に提案をする際は「〇〇をしましょう」など具体的な指示になります。そういった環境下で育つ子ども達には、残念ながら自発性に欠けやすい傾向にあります。大野さん(代表)の作品には、先述した学童保育で見られる強要が一切ありません。”自由”の中で子ども達は自発性を育み、能動的に行動する能力を身につけていくことでしょう。また、言葉以外の表現は子ども達の想像力や感性、人間性をより豊かにします。あえて話者が衣装や舞台装置を使わないことにより、子ども達に想像させる自由を与えています。

会社員(舞踏経験者) B氏(女性)

素晴らしい取り組みです。後半は、前半全く興味がない子が率先して行動していましたね。子供ではない、気持ちや単純な楽しさ、そして、自由に表現して大丈夫なんだよという安心感がおそらく伝わって、彼らは自由に表現できたのかと思います。大人も子供も老人も人も、生きている方全て、各々楽しいとか自分を認めてもらえたと感じる瞬間があれば、とても楽しくて幸せなのではないかと感じます。その瞬間が、実は、自分自身が変われるきっかけにもなるかもと、個人的には思っています。このように、個々の子供目線で自由に楽しく活動してもらえる存在は、今を生きる子供達の成長に、とても大切なことだと思います。

 

 

子どもたちの感想